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宮原Panda裕子

CDのパンフレットより

東日本大震災から約1ヶ月後にリリースされた、宮原Panda裕子のソロCD。「友よ -Dear My Friends-」

伝説のフォーク名曲でタイトルにもなった「友よ」。武満徹が谷川俊太郎の詩に作曲した反戦歌「死んだ男の残したものは」。魂のゴスペル「Deep River」。そしてPandaの作詞が5曲。オリジナル曲「ジェントル・ブリーズ「心の故郷（ふるさと）」や、ブラームスの子守唄にも本人が作詞している。非常にてんこ盛りの一枚になった。

録音は2月のバレンタインの頃。

70年代にタイムスリップしたかのような吉祥寺のスタジオにこもって録音した。震災後の状況の激変には驚くばかりだ。多くの死者、行方不明者、長引く避難所生活、広範囲な放射能汚染などまるで考えもせず、ひたすらアコースティックな音作りに熱中していた。

ただ、Pandaには予兆があった。昨年あたりから、ずっと封印していたものが、徐々に紐解かれていた。だから、CDを作ろうと思い立ったとき、「友よ」というタイトルはすぐ決まった。

「友よ、夜明けは近い。友よ、この闇の向こうには、輝く明日がある」

このメッセージが伝えたかった。CDの全ての曲に、現在の苦しみ悲しみを乗り越えて、輝かしい未来へと切望してやまないPandaの《祈り》が込められている。その思いを込めて、超アナログ機材が勢ぞろいのスタジオ、吉祥寺「分家」で、丸々4日間かけて録音し、トラックダウン、マスタリング、デザイン等の作業が終了しかけたとき、3.11が来た。

なにか運命めいたものを感じざるをえない。

このCDは、現在の最新技術で作られたデジタルサウンドとは明らかに違う。機材はアナログだし、職人的手作業で作られた音だ。バックも、ガットギターにウッドベース、ピアノ、サックス、フルート、そしてオカリナ。つまり、このCDを構成している全てが、Pandaのメッセージであり、新しい未来への架け橋なのだ。

表紙の写真を撮ってくれたのは、長年に渡りジプシーを撮り続けている写真家、エッセイスト木村聡である。地震、津波、原発事故で、文明の折り返し地点の観がある今、Pandaの声が、ジプシーの歌のように聴こえてくる。その歌声が、ひとりひとりの「心の故郷（ふるさと）」に届くことを願う。

若山聡

商品紹介

HAL

CDのバックインレイより

胸がチクッとした時、そっと聴きたい歌がある。誰かに話しかけたい時、励ましてくれる歌がある。心の響きを声にのせ、歌いつづてきた人　がここにいる。

庄野真代

皆さんに長く愛してもらえる一枚になるように、魂を込めて歌いました。

これからも愛してくださいね~(*^.^*)

HAL

商品紹介

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はるパン納豆